Shopify【SHOP】すべてを「買える場所」に変える、急成長のECプラットフォーム。

Shopify
Shopify, Inc.【NYSE:SHOP】
Shopify(ショッピファイ)はマルチチャネル販売が可能なクラウドベースのECプラットフォーム。

カナダで2006年にリリースされたShopifyは、もともとは創業者らが2004年に設立した自らのネットショップ開業時の経験から商品を売るだけではなく顧客と関係を構築しやすく手間のかからないネットショップのプラットフォームの必要性を感じて作られた。

驚異的な売上成長率をたたきだす「Shopify」とは?

売上成長率がすさまじいShopifyの特徴はネットショップをただ作成できるだけでなく、SNSなどとも連携したマルチチャネル販売が可能な統合的プラットフォームである点。

Shopify-One-Platform

Shopifyで作成したECサイト(Webサイト、スマホ)の運営だけでなく、ソーシャルメディア(FacebookやInstagram)での販促機能、マーケットプレイス(eBayAmazon)での販売、実店舗(POSをECと統合)などの複数の販売チャネルを持つネットショップの作成・運営管理をワンストップで簡単に行うことができる。

Single-Integrated-Netshop-Back-Office

Shopifyはネットショップ経営者に対し、ただ商品を売ることだけをサポートするのではなく、バックオフィス機能(広告・マーケティング・在庫管理・経理・人事・顧客対応など事務・管理業務のサポート)も備えており、オンライン販売に必要なものは販売もバックオフィスも全てShopifyで完結できるというワンストッププラットフォーム。

Shopify-Partner-Ecosystem

ShopifyのApp Storeではパートナー企業が提供する機能が豊富で、たとえば会計処理はIntuit(インテュイット)、顧客サポート対応はZendesk(ゼンデスク)などと組み合わせてスケールすることが可能。

多言語、多通貨、そして各国の税率に対応しており、配送面では日本だと日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便や世界ではFedExUPS、DHLなどの世界3大配送会社と提携しているため、Shopifyを活用して簡単に世界中に商品を販売することが可能、つまり越境EC企業でもある。

決済に関しても、PaypalAmazon Payアカウント(Amazon会員なら個人情報の入力いらずで他のサイトでも買える)なども対応しているので個人情報面でも安心だ。

Shopify-Plan-for-Entrepreneurs-SMB

Shopifyではすでに60万ストア以上のオンラインストアが稼働しており、個人経営のネットショップからスモールビジネス、そして大企業まで幅広くShopifyプラットフォームが利用されている。

Shopify-Larger-Brands

ネスレ、テスラ、レッドブルなど世界的ビッグブランドでもShopifyが使われている。

全てを「買える場所」に変えるShopify

ある商品を売るために、わざわざ自分のネットショップまで呼び寄せて売る必要はない。

顧客が買いたいと思った場所でスムーズに買ってもらえれば良い。

ということで、ShopifyはWordPressなどのShopify外のブログ作成サービスやサイトで商品の購入ボタンを挿入する「Buy Button」や、フェイスブックやメッセンジャーやPinterestで直接そのまま画面購入できる連携機能も用意している。

Shopify-Buy-Pinterest

画像SNSのPinterestで気に入った画像があったらそのまま買える。

Shopify-Buy-Facebook

Facebookと連動してFacebookの自社ページから直接買えるようにする。また、2017年10月頃からインスタグラムでも買えるようにする連携を始めている。

FacebookのMessengerでもそのままダイレクトに買えるように連携している。

スマホゲームなどゲーム内の体験に組み込まれたリアルなグッズの直接販売ができる「Unity Buy SDK」などもある。

その他、実店舗向けPOSソリューションの統合のためにChip & Swipe Readerなどを提供している。

また、AIによるShopifyアシスタント(バーチャル従業員)のkitを使用してチャットで指示を出せるというのも面白い。

Shopify-AI-Kit

Shopifyの安定的なサブスクリプションの伸びとECの拡大に合わせて成長する手数料収入

Shopify-Subscriptions-and-Merchant-Solutions-Revenue

安価な月額課金(出店料)のサブスクリプションベースの売上も安定成長。

それ以上に、徐々に比率が大きくなっている決済手数料など取扱高に応じて伸びるソリューション売上高。

Shopify-MRR

Shopify-GMV

GMV(総取扱高)が伸びており、固定で予測可能性の高い出店料以上に手数料収入も伸びているのがShopifyの業績の注目点だろう。

競合のECサイト構築サービス比較は以下のページで詳しくまとめた。

ShopifyはSaaS型ECサイト構築プラットフォームで最大シェアで成長著しいクラウドベースのサービス。 この記事ではSho...

Shopifyの業績推移グラフ

(2017年はTTM)

とてつもない売上成長だが、テイクレートは低く、セールス・マーケティング費用や一般管理費がどこまで削れるのかという推移にも注目したい。

Shopify-Operating-Leverage

Shopifyの株価

シトロンが売り煽りレポートを出した時に下落したが

結局株価は戻ってきた。

すさまじい成長株だが期待もすさまじく株価も2016年から急騰しており、ボラティリティが激しいことは覚悟したい。

Shopifyの決算を時系列でまとめる

Shopify ’18 Q1決算> 2018/5/1
EPS $0.04 予想 +$0.09
売上 $214.34M (+68.3% Y/Y) 予想 +$12.17M

3月からShopifyのマルチチャネルの販売先の1つに加わったInstagramでも買えるようになった国は米国や欧州主要国、オーストラリアなどで4月には約40ヶ国で利用できるようになっている。

さらに3月にはGoogle Payとの統合を開始。販売データから融資を行うShopify Capitalも伸びている。

Shopify Capitalはローンではなくキャッシュアドバンスであり、回収期間はほとんどのケースでは1年未満。

自社のデータセンターからAWS(クラウド)への移行に伴いコストの一時的な重複が負担になるが、マージンの高いShopify CapitalやShippingの伸びによる収益の多様化で相殺された。

Shopify ’17 Q4決算> 2018/2/15
EPS $0.15 予想 +$0.10
売上 $222.8M (+70.9% Y/Y) 予想 +$13.52M

Shopify ’17 Q3決算> 2017/10/31
EPS $0.05 予想 +$0.06
売上 $171.5M (+72.2% Y/Y) 予想 +$5.87M