テキサス・インスツルメンツ【TXN】世界アナログ半導体市場シェア1位

Texas-Instruments
Texas Instruments Incorporated.【NASDAQ:TXN】
テキサス・インスツルメンツ(TI)はアナログ半導体市場シェア1位の半導体メーカー。

世界アナログ半導体市場シェアはTIが18%を占め、他社を大きく引き離している。

アナログ半導体シェア2位はアナログ・デバイセズ

アナログ半導体とは?
ざっくりいえばナチュラルとデジタルの間をつなぐ集積回路(IC)で、デジタル時代だからこそ重要な存在だ。

たとえば音声や温度・圧力・画像などの信号を他の半導体で処理できるデジタルデータに変換するためのアナログ信号の処理や電源・動力などの制御を担ったりする。

TIは元々は石油探査会社として1930年に設立された企業だったが、ビジネスを次々と変えながら今では米経済全体の需要の指標の1つとされるほど重要な企業に成長(TIの半導体はバランスよく幅広い製品で幅広く使われているため)。

テキサス・インスツルメンツの優位性

300mmウェハでのアナログIC製造の開始によって製造コストを従来の40%も低減し、200mm以下の小口径ウェハを使う競合他社に比べて優位性がある。

300mm-chip-cost

TIは金融危機時に倒産したQimondaから300mm製造設備をかなり安価に調達し、その後も300mmの製造設備の強化を行う攻めの投資を行ってきた。

テキサス・インスツルメンツは次世代自動車時代の恩恵も受ける

買収などで弱点を補完し続け、トップシェア製品を数多く持つようになったアナログ半導体が売上高の86%を占め、残りは組み込みプロセッサなど。

IT機器、家電などに比べTIが現在最も集中しているのが好調の自動車向け(売上高の18%)と産業用(33%)

TI-RandD

自動車ではADAS(先進運転支援システム)の拡大やEV化はもちろん、電子安全装置やインフォテインメント・システムなどで電子機器化が進み、車載半導体の需要が高まっている。

TIには信号処理用のアナログ半導体から組み込みプロセッサ、各種センサー、デジタルミラーデバイスなど表示デバイス、電源ICなどと車載半導体を網羅する包括的なラインナップを強みとしている。

車載半導体市場でのシェア向上を狙うためTIのR&D投資は車載向けの比重が高い。

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2004年以来14年間連続増配となっており、自社株買いも2004年から2016年にかけて42%もの自社株買いを行っている。

テキサス・インスツルメンツの業績推移グラフ

TIはまさにフリーキャッシュフロー・マシーンといえるほど、売上に対するフリーキャッシュフローの比率が高い。

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不況期の安価な製造設備調達など、戦略的に先手をうってきたことで設備投資も売上高の4%程度の水準で、フリーキャッシュフロー視点でTIを見るとTIの経営の特徴が見えてくる。

テキサス・インスツルメンツの株価

Silicon Systems、Unitrode、Burr-Brown、Chipcon、National Semiconductor(2011年)などの同業アナログ半導体メーカーを買収し幅広い領域でバランスのよいアナログ半導体メーカーに成長した。

テキサス・インスツルメンツの決算を時系列でまとめる

Texas Instruments ’18 Q3決算> 2018/10/23
EPS $1.58 予想 +$0.05
売上 $4.26B (+3.6% Y/Y) 予想 -$40M

Q4ガイダンス
売上 $3.6B~$3.9B (予: $4B)
EPS $1.14~$1.34 (予: $1.38)

TI ’18 Q1決算> 2018/4/24
EPS $1.21 予想 +$0.10
売上 $3.79B (+11.5% Y/Y) 予想 +$140M

TI ’17 Q4決算> 2018/1/23
EPS $1.09 in-line.
売上 $3.75B (+10.0% Y/Y) 予想 +$10M

通信機器メーカーの需要が弱まったようだ。

’18 Q1の売上高の見通しが34億9000万~37億9000万ドル(コンセンサスは36億4000万ドル)

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