FactSet Research Systems, Inc.【NYSE:FDS】
ファクトセット・リサーチ・システムズ(FactSet)は金融機関のアナリストや、ポートフォリオマネージャー、インベストメントバンカーなど金融の専門家の投資判断に役立てる分析・金融データ・ソフトウェアソリューションを提供する市場調査会社。
ファクトセットは約40年間の連続増収を達成している。
ファクトセットのASV(Annual Subscription Value: 年間サブスクリプション)は市場平均以上のペースで増加。
競合企業の Bloomberg(ブルームバーグ)や Thomson Reuters(トムソン・ロイター)に比べると規模は小さい。
FactSetは日本では株式会社QUICKと提携している。
主に企業・業界・ポートフォリオ等の分析ツールや、サードパーティ企業から含め統合した財務・金融データなどが主力。
Factset決算の補足
・39年連続増収で、自社株買いも含め連続増配など株主還元も積極的。
・競合はBloombergやRefinitiv(ロイター)と大きい
・金融業界向けだが世界金融危機でも業績にさほどダメージを与えなかったhttps://t.co/k5on3xFGlI— 米国株 決算マン (@KessanMan) 2019年4月1日
アメリカ部TwitterでもよくFactSetは情報源としてお世話になっている。
S&P500企業の積み上がるキャッシュ。
また、FactSetの分析によると自社株買いや配当より、R&D投資などによる内部的成長に資金を使うべきだと主張。
Source: https://t.co/64b14qHJ7M pic.twitter.com/ffwm3GDiMU
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) October 13, 2017
たとえばこれや、
米国で一般に認められている会計基準(GAAP)から外れた調整後利益(Non-GAAP)を公表することが多いが、その乖離に注意しろとFactSet
これをこじらすとGEみたいになるhttps://t.co/70xQvS6uUt pic.twitter.com/AY8zPBY9CH
— アメリカ部/米国株投資アンテナ (@america_kabu) October 30, 2017
これとか。
FactSetの業績推移グラフ
競合のブルームバーグは業界では強力なポジションで、ファクトセットは小さいながらも買収の統合によるクロスセリングで成長してきた。操作感に課題はあるか。
配当は控えめだが自社株買いと合わせた株主還元は大きかった。
FactSetの株価
1978年創業。主にバイサイド顧客(約8割を占める)中心の金融情報ベンダー。
FactSetの決算を時系列でまとめる
<FactSet Research Systems ’19 Q2決算> 2019/3/26
EPS(Non-GAAP) $2.42 予想 +$0.08
売上 $354.9M (+5.9% Y/Y) 予想 -$1.56M
<FactSet Research Systems ’18 Q4決算> 2018/9/25
EPS $2.20 予想 -$0.01
売上 $345.9M (+5.9% Y/Y) 予想 -$0.61M
<FactSet Research Systems ’18 Q3決算> 2018/6/26
EPS $2.18 予想 +$0.05
売上 $339.9M (+8.9% Y/Y) in-line
ファクトセット決算
FactSet Research Systems (NYSE:FDS) Q3
EPS $2.18 予想 +$0.05
売上 $339.9M (+8.9% Y/Y) in-line38年連続増収。金融データ企業はわりとコツコツ型の企業が多いね。https://t.co/QOyzT2chPs pic.twitter.com/u5MqvG22vZ
— 米国株 決算マン (@KessanMan) June 26, 2018