ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)はテーマパークや映画だけじゃないんです。

ディズニー・マジック・キングダム

1923年に創立されたウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)は多角経営された世界最大の総合エンタテイメント企業(エンターテイメント・メディアコングロマリット)。テーマパークや映画のイメージが強いが、事業は幅広く分散されており、メディア・ネットワークやグッズ事業など含め5つの事業部門で構成されている。

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ディズニー株価チャート

Walt Disney株価チャート

1991年5月6日にダウ採用銘柄となったウォルト・ディズニー・カンパニーは以下の5つの事業によって構成されている。

Media Networks(メディア・ネットワークス)

ABC放送(元はNBCから分割された世界最大規模の放送局)
ABCはアメリカ3大ネットワークの1つ(Big Three Television Network)
DISはABCを通じてHuluにも中途参画している。
1996年にDISによって買収される。

ディズニー・チャンネル(Disney Channel Worldwide)

ESPN(Entertainment and Sports Programming Network)
NFL、NBAなどのスポーツ専門放送局。
このESPNが2015年頃からケーブルカット懸念で株価下落の要因となり、
その補強としてBAMテックの株式33%を10億ドルで出資。
BAMtechは米大リーグ(MLB)から分離独立したインターネット動画配信企業で
出資時点で800万人弱の有料会員を擁する。
その配信網をベースに将来的にESPNのスポーツ動画配信も見据え、ESPNのケーブルカットに対応する戦略で対応。

Parks and Resorts(テーマパーク&リゾート)

ディズニーランド・リゾート
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
東京ディズニーリゾート
香港ディズニーランド・リゾート
ディズニーランド・パリ

The Walt Disney Studios(映画部門)

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる製作以外に大型買収した以下3社によって作品ポートフォリオに厚みがうまれている。

PIXAR(ピクサー・アニメーション・スタジオ)
トイ・ストーリー、モンスターズ・インクなど。
ルーカスフィルムによって立ち上げ、1986年にスティーブ・ジョブズが買収、2006年にすでに主力収益パートナーとなっていたディズニーが買収という経緯。

ルーカスフィルム(1971年にジョージ・ルーカスが設立)
スター・ウォーズ(Star Wars)シリーズ
2012年に40億5000万ドルで買収

マーベル・スタジオズ(Marvel Studios)
2大アメコミ出版社マーベル・コミックス(Marvel Comics)
スパイダーマンなどのヒーローモノが人気
2009年にDISが40億ドルでマーベル・エンタテインメントを買収

Disney Consumer Products(消費者向けグッズ部門)

ディズニーブランドのライセンス管理。
出版社(子ども向けの本から英語学習事業まで)
多数のディズニーグッズを取り扱うディズニーストア。

Disney Interactive(インタラクティブ)

Disney.comなどのウェブサイトの展開やソーシャルネットワークやゲームなどのインタラクティブコンテンツの製作

ウォルト・ディズニーの業績推移グラフ

その他のメディア・コングロマリット

タイム・ワーナー(TWX)
 ―Time Warner Inc.
 ―ワーナー・ブラザーズ、TBS、CNN
コムキャスト(CMCSA)
 ―Comcast Corporation
 ―NBC、ユニバーサル・ピクチャーズ、CNBC
 ―NBCは米国3大ネットワークの1つ
21世紀フォックス(FOXA)
 ―20th Century Fox
 ―ニューズ・コーポレーション(News Corp)
 ―4大ネットワークの1つFOX(The Fox Broadcasting Company)
CBSコーポレーション(CBS)
 ―CBS Corporation
 ―CBSはアメリカ3大ネットワークのひとつ
バイアコム(VIAB)
 ―Viacom, Inc.
 ―Paramount Pictures、MTV Networks
ハースト・コーポレーション
 ―Hearst Corporation
 ―ESPNの株式20%を保有している

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みんなの投資分析とコメント

  1. 匿名投資家 より:

    映画とリゾート部門は好調続きの一方で、ESPNが制作費がかさんで思ったほど利益に伸びがありませんね。高視聴率ですし十分な水準ではありますが。

    NFL等の放映権の高騰に苦しむ。コンテンツプロバイダーのDisneyがコンテンツの高騰に…というのは不思議な話ですが、ABC買収したときにその傘下にESPNがあった(ABCが80%株式取得)ので、こういった状況は想定外だったのかもしれませんね。

    NFLだけではなくMLBやFIFAやプレミアリーグやCLなどもそうですし全般的な高騰ですね。スターというものは得てしてこうゆう相場高騰傾向になってしまうのです。なのでシルク・ドゥ・ソレイユのようなスターに頼らないビジネスモデルが安定するんですよねえ

    DIS 2014年4-6月期 Q3決算

    純利益: 1株当たり1.28ドル
    前年同期: 1.01ドル
    市場予想: 1.17ドル

    売上高: 124.7億ドル
    前年同期比: 8%増
    市場予想: 121.6億ドル

    DIS 2014年7-9月期 Q4決算

    純利益: 1株当たり0.86ドル
    前年同期: 0.77ドル
    訴訟や買収等除くと: 0.89ドル
    市場予想: 0.89ドル

    売上高: 123.9億ドル
    前年同期比: 7.1%増
    市場予想: 123.7億ドル

    DIS 2014年10-12月期 Q1決算

    純利益: 1株当たり1.27ドル
    前年同期: 1.03ドル
    市場予想: 1.07ドル

    売上高: 133.9億ドル
    前年同期比: 9%増
    市場予想: 128.8億ドル

    コンシューマー・プロダクツ部門22%増、つまりアナと雪の女王の追い風を受けてグッズが飛ぶように売れている状況。テーマパークも値上げしても影響が出ていない様子。やはり値上げできるブランドこそが真のブランドですね。

  2. 匿名投資家 より:

    ちょうど昨年の今頃、メーカー・スタジオズ(Maker Studios)を5億ドルで買収しましたが、割高じゃないかなと思いつつも、ここが作成した動画をYouTubeで見れますけどかなり感動モノですよ。

    雑多に広告うつよりも、ファン獲得、ファンを魅了し続けるという意味では効果は絶大なプロモーション効果が見込めると思います。

  3. 匿名投資家 より:

    ディズニーCEOボブ・アイガーは優秀な経営者ですね。株主還元をしっかり行っています。

    また、ボブ・アイガー直下でメディア・エンターテインメント分野のスタートアップベンチャーをTechstarsと組んで投資・育成するディズニー・アクセラレーターという試みを行っています。

    Twitter創業者のジャック・ドーシーやFacebookのCOOのシェリル・サンドバーグを取締役にしたり、メディアの変化に先手をうつ体制をしっかり見据えています。

    そういえば、第二四半期も好決算でしたね。

    ウォルト・ディズニー 2015年1-3月期 Q2決算

    純利益: 1株当たり1.23ドル
    前年同期: 1.08ドル
    市場予想: 1.11ドル

    売上高: 124.6億ドル
    前年同期比: 7%増
    市場予想: 122.5億ドル

    テーマパーク&リゾート部門: 売上高6%増 営業利益24%増

    入場料や宿泊料の値上げが奏功しましたが、本国ディズニーの入園料は100ドルもするのにおそるべきブランド力ですね。

    メディア・ネットワークス部門: 売上高13%増 利益2%減

    相変わらずプログラム費用がかさんでいますね。

    スタジオ・エンターテイメント部門: 売上高6%減

    これは映画スケジュール的に四半期ごとに計測するのは難しいので。

    コンシューマ・プロダクツ部門: 売上高10%増

  4. 匿名投資家 より:

    ケーブルカットの恐怖がメディア株を暴落に導きました。

    たしかにNetflixやHuluがあればケーブルテレビの番組など不要かもしれません。

    ですが、他社と違ってディズニーのESPNは「スポーツ専門チャンネル」です。

    スポーツはリアルタイムで観るものであって、回線の都合で高画質に見れなかったり、遅延やトラフィック混雑によるフリーズや、そういったものが完全に解決されないならば様子見して契約を続けるのが自然だと思いますけどね。

    ストリーミングで高画質で閲覧できるのは動画の先読みプログラムがきいているからであって、生放送はそれが困難なので。また、確かにプログラム費用はかさんでいますが独占配信権をもった番組も多いので、NetflixなどとESPNは共存していくものと思います。

    ただ将来的にどうなるかは分からないのでこのモラトリアム期間に次の手をボブ・アイガーはうってくるでしょう。悲観の中で買いたいものです。

    • 匿名投資家 より:

      まさにそれCNBCで今やってますよ「ストリーミングによってテレビはオワコンだとされていますが、スポーツ中継だけは例外」ってね。

  5. 匿名投資家 より:

    スター・ウォーズシリーズ最新作、スター・ウォーズ フォースの覚醒(Star Wars The Force Awakens)の公開が2ヶ月後にせまってるけど、前売り券の販売枚数で新記録達成したね。

    この映画の成功はかなり重要です。今後のシリーズにも影響しますし、スターウォーズワールドの動員数にも影響します。ウォルトディズニーはスター・ウォーズをテーマにしたエリアを、アナハイムのディズニーランド、そしてオーランドのディズニー・ハリウッド・スタジオにオープン予定ですから。

    ディズニーはピクサーといい本当に優秀なスタッフを揃えてますからまず失敗はありえないですけどね。

  6. 匿名投資家 より:

    今日株価が下落したのはタイム・ワーナーがかなり弱いガイダンス(業績見通し)を出したからであって、ケーブルTV株が全体的に売られた形です。ディズニーの半分がケーブルのESPNで成り立ってますからね。

    そもそもケーブルTV株はヘッジファンドがかなり好んで買っていたセクターなので、今年のHFの成績を考えれば言わずもがな。

  7. 匿名投資家 より:

    ウォルト・ディズニーの第4四半期決算は無難だった。アイガーCEOはTV(ESPN)に強気とのこと。まだケーブルカットの懸念が市場でうずまいてるようですが。

    DIS Q4
    EPS $1.20 予想を $0.06 上回る
    売上高 $13.51B 予想を $40M 下回る

    売上高は前年比9%の成長。

    セグメント別だと
    テーマパーク&リゾート部門: $4.36B(10%増)
    メディア・ネットワークス部門: $5.83B(12%増)
    スタジオ・エンターテイメント部門: $1.78B(0% flat)
    コンシューマ・プロダクツ部門: $1.2B(11%増)
    インタラクティブ部門:$347M(4%減)

  8. 匿名投資家 より:

    ディズニーが出資したオーボティクス(Orbotix)が開発するスフェロ(Sphero)、これいいですね。

    BB-8っていうSTAR WARSとコラボしたロボットボールがめちゃくちゃ可愛いですよ。映画公開にあわせてクリスマスに売れそうな予感。

  9. 匿名投資家 より:

    ケーブルカット懸念で暴落する中、買い向かった人が報われましたね。

    気づけばディズニー株は新高値と面合わせ。

    • 匿名投資家 より:

      結局、新高値とれずケーブルカット懸念がまた再燃して下がるディズニー株。

  10. 匿名投資家 より:

    ウォルトディズニーは米大リーグ(MLB)から分離独立したインターネット動画配信企業BAMテックの株式33%を10億ドルで出資し、同社の800万人弱の有料会員と配信網をベースに将来的にESPNのスポーツ動画配信も見据え、ESPNのケーブルカットに対応するようです。

    カニバリのある期間は当面続くと思われますが、優良コンテンツカンパニーとしては良い動きではないでしょうか。ネットフリックスを買収してしまえばよかったような気もしますが。

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