デジタルコンテンツ制作に欠かせないAdobe Systems決算まとめ【NASDAQ:ADBE】

Adobe-Earnings

Adobe Systems(NASDAQ:ADBE)の2018/6/14に発表されたFY18 Q2決算および今後の最新決算を逐次まとめる記事。

Adobeの事業内容に関してはすでに以下の記事で解説している。

アドビシステムズ(Adobe Systems Inc)は1982年創業のフォトショップで有名なソフトウェア会社。 2005年に...

Adobe Systemsの業績の最新データを整理

デジタルコンテンツ制作の現場ではもはや必需品レベルになっているだけあって競争力が高くフリーキャッシュフロー・マージンがすさまじい(株式報酬費用などのアレをふまえても)。

またサブスクリプション転換もほぼ完了したことでFCFマージンはさらに上昇しており、経営陣は自社株買いとMagento買収などのコンビネーションで成長・戦略的補強と株主還元のバランスをとってきた。

Adobeが2009年頃からサブスクリプション・モデルに転換してきた経緯はすでに説明しているので省く。2018Q2時点の売上の89%がサブスクリプション(継続課金)などストック型ビジネスによるもの。

無比の強さの中核事業のクリエイティブクラウドは盤石。

サブスクリプション・モデルの企業は売上高よりARR(年間経常収益)を見た方が良いので、ARRを確認してみるとドキュメントクラウドもしっかり伸びている

つまり、ドキュメントクラウドはクリエイティブクラウドよりもサブスクリプション・モデル転換がゆっくりとしたものだったということが分かる。

サブスクリプション・エコノミーとは? Subscription=継続課金 従来の売るまでを重視する商品売り切り型と違い、継続課金...

Adobe Systemsの決算を時系列でまとめる

Adobe Systems ’18 Q2決算> 2018/6/14
EPS $1.66 予想 +$0.12
売上 $2.2B (+24.3% Y/Y) 予想 +$40M

Q3ガイダンス
売上 $2.24B (コンセンサス: $2.22B)
EPS $1.68 (コンセンサス: $1.64)

Adobe-Creative-Cloud-Results

Adobeの中核事業であるクリエイティブ・クラウドは相変わらず強い。

数百万点のロイヤリティーフリー素材や商業利用可能な素材など写真・映像・イラストなどが利用できるAdobe Stockも前年比25%と好調。

ただのストックフォトサービスだろうと思っていたのだが、ユーザーレビューを見てみると作業フローの効率化が著しくユーザー目線で設計されていると評価が高かった。

Adobe-Document-Cloud-Results

ドキュメントクラウドは電子署名ソリューションのAdobe Signが勢いがある(Fortune 100企業の半数以上がAdobe Signを使用)

電子署名のリーディングカンパニーはDocuSignだが、競争が激しい領域なのでまだAdobe Signが入り込む余地はありそうだ。

Docusign, Inc.【NASDAQ:DOCU】 ドキュサインは電子署名によって紙の署名を不要にするクラウドサービスを提供。...

Adobe-Experience-Cloud-Results

Adobeの新しい柱となってきているエクスペリエンス・クラウド(デジタルマーケティング事業など)だが、補強のために主に大企業に強いECサイト構築・運用サービスのMagentoを買収。

マジェントを買収したことで、Adobeはコンテンツ制作、マーケティング、広告、分析、EC構築・運用で包括的にソリューションを提供できるようになった。

AdobeのAIソリューション「Adobe Sensei」と組み合わせて商品画像のAIサジェストや広告画像の顧客にパーソナライズした大量生成などのソリューションが提供できるようになってくると面白そうだ。

Adobe Systemsの株価

サブスクリプション転換で見通しがよくなってから株価は右肩上がりだった。

アドビシステムズ(Adobe Systems Inc)は1982年創業のフォトショップで有名なソフトウェア会社。 2005年に...

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