100年以上の歴史を誇るTHE重機のキャタピラー(CAT)

caterpillar
キャタピラー(Caterpillar Inc.)は世界最大の建機・エンジンメーカー

世界180ヵ国以上の販売網で、油圧ショベル、ブルドーザ、ダンプトラック、ホイールローダー、ロードローラーなどの建設機械及び鉱山用機械、ディーゼル・エンジン、天然ガスエンジン、産業用ガスタービンエンジン、ディーゼル電気機関車の開発、生産、販売を手がける。また、付随する金融サービス(Cat Financialによる融資・保険、リース販売や割賦販売契約)も提供する。

キャタピラーの業績推移グラフ

1925年にM&Aによって設立された同社は、元々はホルト・マニュファクチャリング・カンパニーが1904年頃に世界初の蒸気機関トラック・タイプ・トラクタ(履帯式トラクタ)を製作し公共事業や災害復旧などで頭角を現し、第一次世界大戦中には「Caterpillar®トラック・タイプ・トラクタ」が連合国に採用されることでシェアを築いたものの、1920年代にホルト社は金融トラブルに見舞われてしまい、そこにC.L.ベスト・トラクタ・カンパニーがアプローチしたことで合併し出来た企業。

Caterpillar Overview Video: This is Caterpillar

1929年に上場し、1991年5月6日にダウジョーンズ工業株30種平均株価指数に採用された同社は、S&P500の上位25%に入る株主総利回りを提供できる堅実な長期投資先となることを2020年戦略目標に掲げている。

caterpillar2020

キャタピラー株価チャート

建設機械業界では、キャタピラーと小松製作所が2強。大型農機ではディアが強い。

KOMATSU D155AX- 6 Vs. Cat D8R

Deereにも熱烈なディアーファンがいるのですが、キャタピラーファンにはキャタピラーの重機で踏んでも壊れないスマホがひそかに人気なのでしょうか!?

キャタピラーのスマホ

競合企業

コマツ(6301)
―石川県小松市にて1894年創立
ディア(DE)
―Deere & Company
―農業・芝土、建設・林業

Caterpillar Inc: http://www.caterpillar.com/

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みんなの投資分析とコメント

  1. 匿名投資家 より:

    小松製作所の方が利益率高いですよね。円安の追い風もあるしキャタピラーは苦戦しそう。
    あとはまだまだですが中国勢も地味に伸びてきている。

  2. 匿名投資家 より:

    キャタピラーのフランス南東部グルノーブルの掘削機工場(ホイール式油圧ショベルを生産)の解雇計画のトラブルは記憶に新しいですが、ユーロ安につき少し現地の地合いはよくなったかもしれませんね。

  3. 匿名投資家 より:

    キャタピラー 2014 Q4 純利益前年同期比25%減

    1株当たりの利益: 1.23ドル
    予想: 1.55ドル
    前年同期: 1.54ドル

    売上高: 142億4000万ドル
    予想: 141億8000万ドル
    前年同期: 144億ドル

    ダグ・ オーバーヘルマンCEO「間違いなく2015年は厳しい年になる」

    中国が持続可能性のある成長にシフトしたことで建機販売見通しも引き下げましたが、最近の中国を見ていると結局シルクロード構想とか、AIIBとかでインフラにバラマキしはじめるような兆しがあるような。

  4. 匿名投資家 より:

    キャタピラー史上最大の買収だったビュサイラスは完全に高値掴みでしたね。鉱山業低迷しすぎ…

    2011年にミルウォーキーの鉱石採掘用機械のメーカー、ビュサイラス・インターナショナルを約88億ドルで買収して鉱業部門の事業拡大に動いたところが高値掴み(プレミアムつけすぎ)だったり、同じく2011年に約9億ドルで買収合意した中国(香港)の鉱業機器メーカー年代煤鉱機電設備製造(子会社に炭鉱内安全装置を販売する鄭州四維)で不正会計発覚で5億8000万ドルも評価損計上で中国で期待したような足がかりを得られなかったし。

    どうしたキャタピラー…

  5. 匿名投資家 より:

    キャタピラー決算はダメな内容でしたね。まあ中国がコレですからそりゃそうか。来期予想も引き下げ。

    売上高 $11.0B – 市場予想 $11.3BN
    EPS $0.75 – 市場予想 $0.77

    売上高は前年比-19.1%とさんざんですね。

  6. 匿名投資家 より:

    低迷が嘘のようなキャタピラーの株価復活&新高値ですね。

    もしかして2016年2月をボトムに景気拡大期にはいったのか?と思ってしまうほど。