世界のブランド価値TOP100ランキング 2017

世界のブランド価値TOP100ランキングBrandZ Top100 Most Valuable Global Brands)をカテゴリごとにピックアップしていく。

BrandZは世界最大のブランド資産データベースです。 世界中で300万人以上の消費者アンケート結果から集められるブランドと、各企業の財務実績、業績の分析を組み合わせた唯一のブランド評価調査です。
直接消費者に対して行うアンケートでは、彼らが実際に買い物をしているカテゴリーについて評価をしてもらうことで、ユーザーの実体験に則した評価がデータに反映されています。

アンケートを通して得られた結果をもとに、ブランド資産を金額換算し、毎年ブランド価値ランキングを発表しています。
http://www.kantar.jp/solutions/millward-brown/brandz

このランキングを製作しているミルウォード・ブラウン (Millward Brown)はブランディング、メディア、コミュニケーション関連で世界第2位のマーケット・リサーチ会社(1位はニールセン)。また、世界第1位の広告会社であるWPPの調査・コンサルティング部門カンターグループ(Kantar)の子会社である。

まずはカテゴリごとに見る前に全体のランキングを100位まで見てみよう。

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BrandZ Top100 Most Valuable Global Brands




新しく入ったXfinityはComcastの一部サービスのリブランディングのようだ。それ以外のNew Comerは説明不要だろう。

BrandZは投資対象としても参考になる

市場平均をアウトパフォームしているらしい。消費者の購買判断にブランド力が決め手の1要素として影響している強みがあるからだろうか。

最もブランド価値が前年比で上がったTOP20は以下の通り。
Moutai(茅台酒/マオタイ)は中国の国酒といわれる高級蒸留酒で中国での売上がほとんどで、賄賂規制で高級品が規制されていた反動だろうか(中国の消費が伸びた)。

このランキングは業績の影響もかなり強いことは留意していただきたい。
まだ知らないブランドを発見したり、同カテゴリで比較するには面白い。
というわけでカテゴリごとのランキングを見ていきたい。

パーソナルケアブランド TOP15

先日ネスレが株主からロレアルの株式を売却して自社株買いしろと圧力をかけられていた、そのロレアルがL’Oréal ParisとLancômeとヘアケアのGarnierを、
エスティーローダーがEstée LauderとClinique

P&Gが歯磨き粉のクレストとシャンプーのHead & ShouldersとPantene Pro-V、化粧品のOlay、歯ブラシのOral-B
さすがP&Gはパワーブランドに戦力を集中する方針に切り替えるだけのことはある。

あとは歯磨き粉世界最大シェアのコルゲートと、ユニリーバのボディーソープDove
日本の資生堂が伸びているが、アメリカでも資生堂の存在感は増している。
ニベアは日本では花王がライセンスを得て販売しているがドイツのバイヤスドルフ(Beiersdorf)が保有するブランドだ。

アパレルブランド TOP10

NIKEは相当アディダスにプレッシャーを受けていただけに納得だが、ただやはり業績・株価にこのランキングはかなり影響を受けているようにも見える。
また、アパレルブランド価値推移を毎年見ているとスポーツウェアがアパレルカテゴリの伸びを支えているのが分かる。

アスレチックとレジャーからつくられたファッション造語「アスレジャー」にあるように健康意識がスポーツウェアに追い風となっていることが、ジーンズのシェアをレギンスが奪っているSlice intelligence調査の資料からも伝わってくる。

ラグジュアリーブランド TOP10

フランスのLVMHがルイ・ヴィトンとDior(最近完全に子会社化)を保有している。
2010年にはLVMHはHermèsの株式を20%超買い付け買収しようと圧力をかけたがHermès創業一族の反発をかってしまい買収に失敗している。

ビールブランド TOP10

圧倒的世界シェア1位のABインベブことアンハイザー・ブッシュ・インベブ (Anheuser-Busch InBev)が保有するビールブランドは、バドワイザー(Budweiser)、バドライト(Bud Light)、ステラ・アルトワ(Stella Artois)、コロナ(Corona)、ブラーマ(Brahma)、アギラ(Aguila)

世界シェア2位のハイネケン(Heineken)
世界シェア3位のカールスバーグ(Carlsberg)がスコール(Skol)、 ただしアフリカと南米を除くライセンス。

モルソン・クアーズ(Molson Coors) がクアーズ・ライト(Coors Light)
ディアジオ(Diageo)がギネス(Guinness)

ちなみにコロナビールはABインベブの巨大合併のはずみで米国をコンステレーション・ブランズが、また、日本・イギリスをモルソン・クアーズがライセンスを2010年から保有している。

ファストフード・レストランブランド TOP10

チポトレは食中毒問題からの回復に手間取ったのが響いたか。
一方で中国の肉工場問題で叩かれていたマクドナルドの復活もすごい。
ピザ会社ではなくテクノロジー企業だというドミノピザの伸びもすごい。

ソフトドリンクブランド TOP15

意外にもレッドブルが横ばいでモンスターが伸びている。
レッドブルといえば不動のエナジードリンクの王者で、飲料各社もエナジードリンクに参入するも壁は厚い。

テクノロジーブランド TOP20

ブランド価値がこの1年最も高まったのはテクノロジーセクターだった。
サービスとして単独でランクインするYouTubeはさすがアルファベットのドル箱だ。正しい買収だった。

小売ブランド価値 TOP20

Amazonは小売よりもAWSで利益を上げており、CVSはヘルスケアサービスの比率が高く、Alibabaはコングロマリット化へ突き進み、あまり同一カテゴリとするのが適切かは分からないがこのようになっている。

カーブランド TOP10

テスラは時価総額でフォードもGMをも超えたがまだまだシェアは低い。
株価も常に割高を指摘されている。変化の激しい局面で”ファーストペンギン”になれる創業者がいるかいないかは大きく、イーロン・マスクの高い能力でどこまでいけるか興味深い。

その他

B2B・銀行・保険・オイル&ガス・通信と、ザッと省略。






以上、来年は今年からみた差異に注目して取り上げてみようと思う。

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