ダラー・ゼネラル【DG】不景気で売上が激増する米国のディスカウントストア大手

Dollar-General

Dollar General Corporation.【NYSE:DG】
ダラー・ゼネラルは米国のディスカウントストアチェーン大手。

1ドル商品など安さと利便性を売りにして全米で14000店舗を展開し年間1000店舗ペースで拡大している。

スポンサーリンク

ダラーストア最大手ダラーゼネラルの強さは安さと利便性

DG-Channel

ドラッグストアとの比較
米国ではコンビニエンスストア的存在でもあるCVSウォルグリーンなどのドラッグストアよりダラーゼネラル(DG)の方が4割ほど商品売価が安く、店舗サイズとしては比較的近いフォーマットではあるもののDGの方が一回り小さい店舗サイズ。

グロッサリーストア(スーパーマーケット)との比較
米国最大のスーパーであるクローガーは値下げ競争で応戦しているが、一般的なグロッサリーストア(スーパーマーケット)に対して比較すればDGは2割ほど安く、かなりコンパクトな店舗サイズ。

大型チェーンとの比較
米国最大の小売大型ストアのウォルマートは価格でいい勝負をしてくるが、なによりウォルマートはビックボックス中心で店舗があまりにも巨大すぎる(ストアピックアップを始めたのでまた変わってくるが)。

一方、ダラーゼネラルはコンパクトな店舗だ。

といっても日本のちょっとしたスーパー並の広さでショッピングカートが用意されているくらいの店舗サイズだ。

イメージとしてはコンビニよりも必要なものがちゃんと揃って、必要以上に大きくないスーパーくらいの規模の生活必需品中心の格安チェーン。

DG-share

ダラーストア(1ドルストア)におけるシェアも大きい。

主な競合はダラーツリー(NASDAQ:DLTR)とファミリーダラー・ストアーズ。

ちなみにファミリーダラーはダラーツリーに2014年に買収された。

ダラー・ゼネラルもファミリーダラーに買収提案していたのだが独禁法抵触懸念で拒絶されてしまった。

DG-IRR

ローコスト出店のため新規出店して投資を回収するスピードが早い。

だからダラーゼネラルの出店数もすさまじい。

なかなか年間1000店舗も出店するノウハウをもっている企業も多くはないのでは。

DG-store

出店候補地は残り13000店舗程度ということで、この出店ペースだと10年後にはもう米国内での出店による成長余地は限られてしまうので、どこかで海外戦略の話が出てくるかもしれない。

DG-Sales-by-Category

生活消費品以外のカテゴリの方が利益率が高いので最近はこの売上も伸ばすことに努力している。

生活消費品に関しては生鮮食品にも注力して来店頻度を上げたり、ダラーゼネラルのプライベートブランド比率を高める(25%)ことで利益率を上げている。

ダラー・ゼネラルの業績と決算

DG-Same-Store-Sales

前年比の既存店売上高が小売店の健康度を図るのに最適なバロメータの1つ。

リーマン・ショック時の既存店売上高のアップを見て分かる通り不況に強い。

出店余地は無限にあるわけではないのでどこかでカニバリを起こしてしまうかもしれない。

また、カテゴリは違うものの競合のウォルマートはIT投資を潤沢に行った成果が出てきており、巨大な店舗を歩き回らずに済むピックアップ(スマホで注文し回収)や電子レシートと割引と決済の融合などが素晴らしい。

ただ、ダラーゼネラルには米国の田舎を中心に手頃な店舗サイズでコンビニ的な利便性のある近くの安い店舗という点での小型店ならではの近接的優位性はあるので、今は出店による効果が高いフェーズなので出店を中心にしているという状況だ。

不景気耐性も期待できそうな企業だが、ダラーツリーなど他のダラーストアの追い上げもあり若干マージンが圧迫されている点は気がかりか。

ダラーゼネラルの業績推移グラフ

徹底したローコスト経営。

2012年頃から5年で20%近い株式を自社株買いしている。

<ダラー・ゼネラルの株価>

2011年頃にウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイがダラーゼネラルに投資していたが現在は引き上げている。バフェットは実店舗の小売チェーンに悲観的なコメントをしている(ウォルマート株売却に関して)。

2017年第3四半期決算

EPS $0.98 予想 +$0.04
売上 $5.9B (+10.9% Y/Y) 予想 +$100M
既存店売上高 4.3% Y/Y 予想 +1.6%

スポンサーリンク

シェアする