Teledyne Technologies, Inc.【NYSE:TDY】
テレダイン・テクノロジーズは主に防衛・航空機・医療・エネルギー産業の計測機器・イメージセンサーなどを開発。
やや軍事企業寄りで航空宇宙・防衛に重点を置いていたテレダインだったが、現在は事業を多様化させている。
海底油田とガスの探査と採掘に利用される機器、海洋調査、大気・水質の環境モニタリング計測機器、医療およびマシンビジョンなど工場の自動化を支援するイメージセンサーなど。
テレダインは参入障壁の高い事業をコア事業にしている
計装事業(Instrumentation)
海洋・環境の計測、監視および制御機器など。
Teledyne APIは大気やプロセスガス(精製上の副産物で発生するガス)の監視で世界シェア1位。世界中の空気品質を継続的に監視するために使用されている。
オシロスコープ(電気信号の測定機)を開発するレクロイ(LeCroy)を買収しテレダイン・レクロイに。レクロイはオシロスコープで世界第3位の電子計測器メーカー。
デジタルイメージング事業(Digital Imaging)
工業・医療・政府用の高性能センサー、カメラ、医療機関のX線検査機器など。
軍事産業でもあるテレダインの製品は厳しい環境負荷に耐えられる堅牢さが特徴で、商用マシンビジョンはもちろん宇宙ベースのセンサーでも活躍している(たとえばNASAの自走火星探査機に搭載される危機回避カメラにテレダインのイメージセンサーが使われている。)
また、e2vを2017年に買収し、CMOSやCCDとEMの画像センサー・カメラなどの高性能イメージングソリューションを補強。
航空・防衛用電子装備(Aerospace and Defense Electronics)
防衛やボーイングやエアバスなど航空機メーカー向けの過酷な環境での使用に耐える電子部品、ワイヤレス・衛星システム・通信製品など。
システムエンジニアリング(Engineered Systems)
防衛、宇宙、エネルギー、一般産業顧客向けシステムエンジニアリングなど。
テレダイン・テクノロジーズの業績推移グラフ
(2017年はTTM)
軍需産業でもあったテレダインは防衛費の削減に苦しんできた。
また、原油価格下落によるオフショアエネルギー市場の需要後退の影響で海底油田の探査向け機器の売上に打撃だった。そのため2016年にかけて株価も下っていた。
利益率の低い事業の売却と利益率の高い事業の買収によって利益率は上昇傾向。
テレダイン・テクノロジーズの株価
テレダインの決算を時系列でまとめる
<Teledyne ’18 Q1決算> 2018/5/3
EPS $1.81 予想 +$0.26
売上 $695.6M (+22.9% Y/Y) 予想 +$34.02M
テレダイン・テクノロジーズ決算
Teledyne (NYSE:TDY) Q1
EPS $1.81 予想 +$0.26
売上 $695.6M (+22.9% Y/Y) 予想 +$34.02M軍需産業から計装・イメージセンサー、マシンビジョンなど事業を多様化https://t.co/AgGt4tymYW pic.twitter.com/hH7PGf9ihp
— 米国株 決算マン (@KessanMan) May 3, 2018
<Teledyne ’17 Q4決算> 2018/2/1
EPS $1.95 予想 +$0.21
売上 $704.4M (+27.4% Y/Y) 予想 +$35.15M
<2/1>テレダイン決算
Teledyne (NYSE:TDY) Q4
EPS $1.95 予想 +$0.21
売上 $704.4M (+27.4% Y/Y) 予想 +$35.15M<解説>
軍需産業から計装・イメージセンサーなど事業を多様化https://t.co/AgGt4tymYW pic.twitter.com/xVw8JCAkyi— 米国株 決算マン (@KessanMan) February 2, 2018