ハンティントン・インガルス・インダストリーズ【HII】米国で原子力空母を唯一建造できる米国最大の軍事造船会社

Huntington-Ingalls-Industries
Huntington Ingalls Industries, Inc.【NYSE:HII】
ハンティントン・インガルス・インダストリーズは米国唯一の原子力空母建造企業で、米国で原子力潜水艦を建造できる2社のうちの1社の米国最大の軍事造船会社。

2011年、ハンティントン・インガルス・インダストリーズは米国の軍事企業ノースロップ・グラマンから造船部門が分離独立して設立された。

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米国海軍向けで最大シェアの軍事造船企業

HII-FLEET

原子力空母と原子力潜水艦を建造できるニューポート・ニューズ造船所(売上高の56%)と、アサルトシップなど原子力ではない艦船の造船所部門であるインガルス造船所(売上高の33%)、およびテクニカルソリューション部門(売上高の11%)で構成される。

原子力空母と原潜を建造できるニューポート・ニューズ造船所

Huntington-Ingalls-Aircraft-Carrier

ニミッツ級航空母艦(原子力空母)を米国で唯一設計・建造・燃料交換ができる造船所。

最初の原子力潜水艦を建造した造船所で、米国でバージニア級原子力潜水艦を建造できるのはニューポート・ニューズ造船所とゼネラル・ダイナミクス傘下のエレクトリック・ボートの2社のみ。

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ちなみに、以前よりも(軍事演習のデータからすると)戦略的に守りにくくなった空母よりも原子力潜水艦を国防の戦略の基盤にすべきという議論もあり、その是非はともかくハンティントン・インガルスは原潜や小型で敏速な艦艇も建造可能であるため、米軍の戦略に適応できないということはないだろう。

駆逐艦や強襲揚陸艦・輸送艦を建造するインガルス造船所

Huntington-Ingalls-Assault-Ships

米海軍におけるシェアは高く、サン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦、アメリカ級強襲揚陸艦(LHA)、そして米国の統合ディープウォーター・システム計画の外洋の中核となるアメリカ沿岸警備隊の保有する大型海洋保安カッターを建造する唯一の造船所。

アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦を建造できる2つの造船所のうちの1社。

Huntington-Ingalls-Transport-Dock-Ships

Huntington-Ingalls-National-Security-Cutters

テクニカルソリューション部門

Huntington-Ingalls-Technica-Solutions-Business-Groups

2016年に航空センサーとシミュレーションに特化したCamberを買収し、既存部門と統合して新設された部門。

無人システム、インテリジェンス分析、原子力エンジニアリング・管理・運用、サイバーセキュリティ、トレーニング・ロジスティクスサポート、艦船サポート等。

ハンティントン・インガルス・インダストリーズの業績推移グラフ

Huntington-Ingalls-CAPEX

オバマ政権下における米国防総省の予算削減の影響で軍需企業の一部は米軍予算依存を避ける動きを見せていたが、ハンティントン・インガルス・インダストリーズは唯一の原子力空母建造企業であり戦略的に重要な原子力潜水艦の建造企業であるため、独占的立場をいかした長期的なプログラムが中心な点が特徴。

Huntington-Ingalls-Aircraft-Carrier-Program

たとえば空母のプログラムなど長期に渡るものが主体だ。

ハンティントン・インガルス・インダストリーズの株価

2018/1/3にS&P500に組み込まれた。

ハンティントン・インガルス・インダストリーズの決算を時系列でまとめる

Huntington Ingalls Industries ’18 Q1決算> 2018/5/3
EPS $3.48 予想 -$0.59
売上 $1.87B (+8.7% Y/Y) 予想 +$130M

Huntington Ingalls Industries ’17 Q4決算> 2018/2/15
EPS $3.11 予想 +$0.17
売上 $2B (+4.2% Y/Y) 予想 +$60M

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