ドクターペッパーの2017年Q1決算と買収したbaiの成長ポテンシャル

ドクターペッパー(Dr Pepper Snapple Group Inc 以下DPS)の2017年第一四半期決算は失望売りをくらいました。

DPS株価(1年)

アメリカ部では先日ポストしたポートフォリオの簡易コメントの通り、以前割安を理由に買った分は最近の株価上昇による割安是正につき、また上値はしばらくは重いと見て利益確定売りを一部出していたので、精神衛生上耐えられる現状のWeightのままホールド中。

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ドクターペッパー・スナップルの2017年第1四半期決算

配当性向からみても現状の配当(2.5%の配当利回り)が減配されるリスクは限定的で、多少疑問に思う買収したBaiの見込み違いはあっても株を投げ売りするような気にはなれませんでした。ポテンシャルから考えても一過性の問題かと(もちろんBaiのマーケティング費用増大はQ2-Q3と続くので、一過性かどうかは不確実性があるが)。

本決算後の5%台の下落は、まずテクニカル的には上げが続きすぎていたのでチャートのダブルトップをイメージしたリズム的な売りに加え、混乱をまねく決算の内容があったため戻りは鈍かった。(後述)

炭酸部門があがってそれ以外が下落。スナップルは1年前のプロモーションを終了した反動。

ドクターペッパーが一部株式を保有する自社ブランド以外のサテライト戦略「allied brands」の成長力が高いですね。

買収したBaiももともとはこのallied brand枠からのピックアップです。

消費者のニーズの変化に敏感についていける機動力(小さい規模だから)がallied brands枠に期待されていることですね。

Baiの80%は買収による増加を含み、DPSの既存販売網でのBaiのボリューム増加は26%です。
(Baiの買収を完了させたのは2017/1/31)

Baiは成長ポテンシャルを期待されて買収されましたが、買収したBaiの引き継ぎに関してのオペレーション上の多少の混乱が生じていた点でカンファレンスコールではBaiに関する疑念の質問一色でした。

DPSがBaiを買収完了させる直前にBaiが900万ドルの利益をふっとばして「Bai Super Bowl Commercial 2017」のCMをうった後その費用をDPSが引き継いだことから、アレに見えるというのが1つと(CFOは繰り返さないと言っているが)、

また、Baiに対する強気見通しが下がったようにみえるDPS経営陣のガイダンスにアナリスト達は問い詰めが厳しかった。

今後はディープディスカウント店等に15パックの商品を販売するような出荷ボリューム重視のチャネル戦略を改め利益ののるチャネルを重視することで、予想の出荷ボリュームは当初の見通しよりは下がるが、長期的にブランド価値を維持するためには必要な判断としている。

しかし一部のアナリストはニールセンのデータによるとBaiの勢いが減速しているのでは?と疑念をもっているようだ。

DPSにおけるBaiは全体の4%なので小さな影響でしかないが、やはり買収後のオペレーションのクオリティに関しては成長戦略を見通す上で大きな差となってしまう。

Baiのマネジメントチームをバックアップする形が続くが、ちゃんとうまく同じ方向を向けるのか、コントロールできるのかアナリストは不安がっているようだった。

買収したBaiの本腰をいれた販売促進ということもあり、第二四半期・第三四半期ともに相当なマーケティング予算をあてると予定しているようだ。

2017年の同社のガイダンスは為替差損が売上を-1%の見込み、Baiの買収効果による増収が+2%を想定。

かの名作「シュタインズ・ゲート」によるとドクターペッパーは選ばれし者の知的飲料ですよ。
さあ皆さんドクペを飲みましょう。

ドクターペッパー・スナップル・グループ(Dr Pepper Snapple Group Inc.)は2008年にイギリスの菓子会社キ...
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